転機に立つドイツ自動車業界
〜野心的なBEV普及政策に立ちふさがる障壁〜
会場受講/ライブ配信/アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)


■重点講義内容■

ドイツ政府の購入補助金により、2023年には約52万台のBEVの新車が登録された。2019年からの4年間
で、BEVの新車登録台数は約8.7倍に増えた。しかし今この国のBEV業界に重苦しい空気が漂ってい
る。
ショルツ政権の過去の予算措置が連邦憲法裁判所によって違憲と判定されたため、2024年度予算に2
兆円を超える不足分が生じた。政府は歳出削減のために、2024年末まで支給が予定されていたBEVの
購入補助金を、2023年12月に突然廃止した。自動車業界では「BEV普及政策に逆行する」という不満
の声が強まり、2024年のBEV登録台数は、25万台減るという予想が出ている。ドイツのBEVは高価格の
ために売れ行きが伸びず、使用されている乗用車数に占める比率は約2%に留まっている。
中国企業は割安のBEVで欧州市場でのシェア拡大を図る。ドイツはEUに2035年以降も合成燃料(Eフュ
エル)を使う新車の販売を認めさせようと努力してきたが、EUは技術的に困難な条件を突き付けドイ
ツに衝撃を与えた。
34年間にわたりドイツに住み、欧州経済について記事や本を発表している元NHKワシントン特派員
が、ドイツ自動車業界の最新の状況を報告する。

1.ドイツのBEVを取り巻く状況(新車登録状況、充電インフラ)
2.ショルツ政権がBEV購入補助金を突然廃止
3.背景に、連邦憲法裁判所の違憲判決
4.補助金廃止に対する業界の怒りの声
5.欧州に攻勢をかける中国のBEVメーカー
6.欧州自動車工業会は、BEVに固執。「後戻りはあり得ない」
7.合成燃料をめぐりEUが高いハードルを設定。実用化は絶望的か
8.欧州極右政党の躍進が、2035年の内燃機関の新車販売禁止に影響?
9.質疑応答

■講 師:
在独ジャーナリスト 熊谷 徹(くまがい とおる) 氏
元NHKワシントン特派員。1990年以降はフリージャーナリストとし
てドイツを拠点に、政治、経済、社会に関する記事を発表。主な連
載媒体は日経ビジネス電子版、新潮社フォーサイト、毎日新聞出版
エコノミスト、日刊工業新聞、日経ESG、電気新聞など。著書に
「メルケルはなぜ転向したのか」(日経BP)、「偽りの帝国・VW排
ガス不正事件の闇」(文藝春秋)、「日本の製造業はIoT先進国ド
イツに学べ」(洋泉社)、「ドイツ人はなぜ、年収アップと環境対
策を両立できるのか」、「次に来る日本のエネルギー危機」(青春
出版社)など多数。「ドイツは過去とどう向き合ってきたか」(高
文研)で2007年度平和・協同ジャーナリズム奨励賞受賞。
連載中の主なメディア:日経ビジネス 
https://business.nikkei.com/article/person/20130321/245387/
週刊エコノミスト https://weekly-
economist.mainichi.jp/%E8%AB%96%E5%A3%87%E3%83%BB%E8%AB%96%E
8%AA%BF/
新潮社フォーサイト 
https://www.fsight.jp/search/author/%25%E7%86%8A%E8%B0%B7%E5
%BE%B9%25
日経ESG、朝日新聞社 SDGs Action !、日刊工業新聞、保険毎日新
聞。


主催者 株式会社新社会システム総合研究所
開催日時 2024年5月22日(水)

13:00~15:00

会 場 東京:SSK セミナールーム
港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F

【交通アクセス】
●JR新橋駅より徒歩5分[烏森口]
●東京メトロ
 虎ノ門駅より徒歩7分[1番出口](銀座線)
 霞ヶ関駅より徒歩11分[C3出口](千代田線、日比谷線、丸の
内線)
●都営地下鉄
 内幸町駅より徒歩3分[A3出口](三田線)
●タクシー 東京駅から約20分
●バス「西新橋2丁目」または「虎ノ門1」より徒歩4分
受講料 33,330円
※同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,500円
※価格は税込です

事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしてお
ります。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。

■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLと
ID・PASSを開催前日までにお送り致しますので、開催日時にZoomへ
ご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致しま
す。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信
のご用意ができ次第、視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視
聴頂けます。

※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合
は追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」とご記入
ください。

問い合わせ先
住 所〒105-0003
東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
企業/団体名株式会社新社会システム総合研究所
担当部署/担当者担当部署:担当者:
TEL/FAXTEL:03-5532-8850FAX:03-5532-8851
Emailaginfo@ssk21.co.jp
URLhttp://www.ssk21.co.jp