世界における二輪車電動化動向と将来展望
■会場受講 ■ライブ配信
〜先進国と新興国の政策や市場の特徴を踏まえ〜


■重点講義内容■

近年、二輪車の電動化は先進国と新興国の両方で進展しているが、その取り組みの目的は異なる。先
進国はカーボンニュートラル政策の一環としてモビリティの電動化を推進する一方、新興国にとって
は、環境面やエネルギー安全保障の観点に加え、経済成長とともに急増する石油輸入による財政悪化
に歯止めをかける役割も担っている。インドやインドネシアなど世界の主要二輪車市場国が電動二輪
車政策を積極的に導入しているのは、二輪車によるガソリン消費量が他国に比べて圧倒的に多いこと
が背景にある。しかし、一般の消費者にとっては、バッテリー劣化によって価値が棄損する電動二輪
車より、航続距離が長くて使い勝手がよく、長期間資産価値が残るガソリンエンジンを搭載した二輪
車を選択する傾向が強い。先進国でも、補助金などで電動二輪車の需要を喚起しているが、バッテリ
ー搭載スペースが限られるモーターサイクルの電動化は限定的となっている。
ロシアのウクライナ侵攻によって世界的にエネルギー価格が高騰する中、脱化石燃料の動きが加速す
ることが見込まれるが、電動化に必要なニッケルやリチウムなどの原材料化価格も高騰し、バッテリ
ーや電磁鋼板などの供給不足も懸念されていることから、バイオ燃料や合成燃料の動きも活発化して
いる。
本講演では、各国の政策や二輪車市場の特徴に加え、激変する世界情勢を踏まえながら、様々な視点
から二輪車電動化の将来を展望する。

1.主要国のカーボンニュートラルに向けた取り組み
2.先進国における二輪車の電動化動向
 ・欧州を中心にBEV化が進展、中国の新興メーカーが販売拡大
 ・中大型モーターサイクルのBEV化は航続距離と充電が課題

3.新興国のおける二輪車の電動化動向
 ・世界最大の二輪車大国インドで2021年にBEV化が急進展
 ・世界最大のBEV二輪車生産国の中国のグローバル事業展開

4.二輪車電動化の将来展望
5.質疑応答/名刺交換

■講 師:
株式会社フォーイン 企画調査部長 前田 偉康 氏
1986年 信州大学農学部卒、1994年 University of South
Carolina M.A. in Sociology卒。
1996年 (株)フォーイン入社、1999年に 「FOURIN海外自動車調査月
報」(現FOURIN世界自動車調査月報)、2000年「世界自動車統計白
書」の編集担当。2007年 営業部長。2017年から現職の企画調査部
長。「世界自動車産業の電動車戦略」、「世界の新モビリティーサ
ービス事業」、「世界二輪車産業の現状と将来展望」、「社会課題
解決に向けたトヨタグループの新規事業戦略」等の編集を担当。


主催者 株式会社新社会システム総合研究所
開催日時 2022年7月1日(金)

13:00~15:00

会 場 オンライン:SSK セミナールーム
港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F

【交通アクセス】
●JR新橋駅より徒歩5分[烏森口]
●東京メトロ
 虎ノ門駅より徒歩7分[1番出口](銀座線)
 霞ヶ関駅より徒歩11分[C3出口](千代田線、日比谷線、丸の
内線)
●都営地下鉄
 内幸町駅より徒歩3分[A3出口](三田線)
●タクシー 東京駅から約20分
●バス「西新橋2丁目」または「虎ノ門1」より徒歩4分
受講料 33,800円
※同一団体より複数ご参加の場合、2人目以降 27,500円
※価格は税込です

事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしてお
ります。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。

■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
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ご参加ください。

問い合わせ先
住 所〒105-0003
東京都港区西新橋2-6-2 ザイマックス西新橋ビル4F
企業/団体名株式会社新社会システム総合研究所
担当部署/担当者担当部署:担当者:
TEL/FAXTEL:03-5532-8850FAX:03-5532-8851
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